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《14》 スマホが私たちの世界を変える

  • 樋口彩夏
  • 2013年4月29日
  • 読了時間: 4分

ここ数日、気持ちのいいお天気が続いていますね。

ゴールデンウィークは、どのように過ごされますか?

お出かけをする♪

家でのんびり♪

はたまた、普段と変わらずお仕事、という方もいらっしゃるかもしれません。

みなさんにとって、いい連休となりますように。

今回は、最近、私が気になっているものをご紹介しようと思います。

まだ開発途中のものですが、どれも私たちの生活を豊かにしてくれそうです。

スマートフォンの画面が点字に!?

現在、インドで開発されている「視覚障害者向けの点字スマートフォン」。

スマホの画面に表示される文字をとくに意識することなく読んでいましたが、目の見えない人はどうやってスマホを使っているのでしょうか?

音声で読み上げてくれる機能やアプリがあるのは聞いたことがあったので使ってみましたが、開発者によると、画面に点字が浮き出てくるのは世界初!なんだとか。

その仕組みは、形状記憶合金の元通りの形になる性質を利用し、ピンが上下して画面に凹凸をつくるそうです。

実際に目の見えない人に使ってもらい、意見を聞きながら、改良を重ねているようです。

私には、目の見えない生活の不便さを想像することしかできませんが、製品化されて、たくさんの人の不自由が解消されてほしいと思いました。

スマホがしゃべる! 「スマホ:5千円です。」

先週、麻生太郎副総理の会見で発表された、「お札に施されたホログラムの改良」と「お札識別アプリの開発」。

財務省などが、もっとお札の違いを分かりやすくしよう!とする取り組みです。

お札って、どれも同じような大きさと形をしていますよね。

だから、目の見えない人が手で触っていくらか判別できるように、大きさが微妙に違ったり、模様がついていたりするそうです。

小学生のとき、“アイマスクをしてお金を払ってみる授業“をしたような気がしますが、私も目をとじて、触りくらべてみました。

模様は、平らなところに置いて集中して触れば、「これが、その模様かな・・・?」と分かるくらいだったので、普段 目の見えない方がこれで判別しているのなら、とても驚きです。

大きさの違いは、約5mmの差があったので区別はついたのですが、“5000円を基準に大小を比べる”というように、比較するものがあってはじめて判別ができました。

それぞれの工夫が、実際に目の見えない人にとって使えるものなのか私には分かりませんが、もっと簡単に見分けられたら便利だと思います。

そこで、「お札の改良」と「識別アプリの開発」。まずは、5000円札から始めるそうです。

お札にスマホをかざしたら、スマホが「5千円です。」と教えてくれるなんて、信じられませんね。

でも、普段の生活でお金を使う場面を想像すると、機械を使わなくても、手で触っただけで容易に判別できるお札のほうが実用的な気がします。

個人的には、ユーロ紙幣は分かりやすいなぁと思ったりしています。

点字がナビ!? 「Blind Maps」

デンマークにある、インタラクション・デザイン(※)に特化した教育・研究機関が“Blind Maps”なる「点字ナビ」を企画しているそうです。

(※人間と機械のかかわり方に注目し、人のやりたいことが、自然に違和感のない操作でできるような、機械・システムをつくること。マニュアルがいらないくらい直感的に、操作できる機械をデザインする。)

「点字ナビ」と聞いてもピンときませんでしたが、点字のような突起が出たり引っ込んだり、自在に変化する機械です。

それをiPhoneと連動させ「○○に連れていって」と話しかけます。

すると、GPSが現在地を探知し、いくつもの突起が目的地までの道筋を表して、行きたいところまで案内してくれるのです。

小さなポツポツが右に曲がったり、左に曲がったり。

工事現場に遭遇しても、「ここ、工事中だよ」と話して伝えると、違う道順で連れて行ってくれるとか。

賢い機械ですね〜、ビデオを見ながら感心していました。

ぜひ、実現してほしいです。

図らずも、目の見えない人向けの便利グッズ3点になりましたが、こんなことまで出来ちゃうんですね。

ニュースを見ながら、ワクワクしました。

その一方で、便利になるのはとても嬉しいけれど、文明の利器についていけていない自分が・・・。

機械は好きなんだけど、難しい。もっと仲良くなりたいな。

イラスト:ふくいのりこ 


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