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彩夏の “みんなに笑顔を”

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《70》 「当たり前な日々」の幸せ
平日の朝、布団から出るのをしぶっているところに、友人の訃報が入りました。 彼が患っていた病気は私と同じ、ユーイング肉腫です。 享年26歳。 度重なる再発・転移のために長い長い闘病生活を送った末、この世を去ってしまいました。...
2014年8月13日読了時間: 3分


《69》 目指せ 車いすアクセス・マニア
海の日だった3連休に、京都と大阪へ行ってきました。 目的の一つは「全国車いすアクセス・マニア集会」へ参加することでした。 車いすユーザーが自身の経験から培ってきた、公共交通機関を利用するためのノウハウを発表し合い、共有する場です。...
2014年7月29日読了時間: 5分


《68》 「車いすで踏切を渡る怖さ」
私はできることなら、踏切を通りたくありません。 車いすのタイヤが線路にはまって動けなくなるという、怖い思い出があるからです。 その日は、梅雨のまっただ中でした。 当時、手でこぐ自転車・ハイドバイクの練習へ行くのを楽しみにしていた私は、...
2014年7月15日読了時間: 4分


《67》 病気を患った人の結婚、出産
先日、かかりつけの大学病院へ行ってきました。 目的は、普段、飲んでいる痛み止めを処方してもらうこと、麻酔科の定期受診です。 私にとって、麻酔科での診察は、発病当初から続いている楽しみでもあります。 痛みというデリケートな問題に対して、信頼のおける主治医がいるということは、と...
2014年6月30日読了時間: 4分


《66》 洋服が入らない!
長い入退院が終わり、ごく普通の生活を送れるようになって、2年と少しが経ちました。 大きく体調を崩すこともなく、充実した日々を過ごせることに、幸せを実感する毎日です。 でも、最近、悩んでいることがあります。 「洋服が入らない。」...
2014年6月20日読了時間: 4分


《65》 雨の日の車いす
私の住んでいる九州地方は、先週、梅雨に入りました。 天気予報を見ると連日、雨や曇りマークが、不安定な天候をあらわしています。 昨年と比べると1週間ほど遅い梅雨入りだけれど、ほぼ気象庁の予想通りだったようです。 しばらくの間、傘が手放せないお天気が続くことでしょう。...
2014年6月13日読了時間: 3分


《64》 映画館の寂しい車いすスペース
週末、映画を観てきました。 ひと昔前の映画館というと、 階段を降りた地下だったり、劇場までの移動経路に階段があったりと、 車いすで気軽に行ける場所ではなかったように思います。 日本へシネマコンプレックスが本格的に参入してきたのは、1990年代と最近の話です。...
2014年6月5日読了時間: 4分


《63》 遠回りって、実は知らないの
先日の東京滞在中、知人と電車で下記のような移動をしていたときのことです。 【 参宮橋駅 ~~(小田急線)~~ 新宿駅 ~~(JR)~~ 品川駅 】 車いすの私がひとりで電車移動をする際には、乗り降りにスロープを使った介助が必要です。...
2014年5月28日読了時間: 4分


《62》 新しい出会いをもとめて
今、私がいるのは東京。羽田空港です。 15日からの東京に滞在。きょうはその最終日で、帰りの飛行機は夕方発の福岡行き。 たまには、いつもと違う場所で原稿を書くのもいいかなぁ〜と、お昼過ぎに空港へ来てしまいました。 上京の主目的は、がん政策に関する勉強会へ参加することです。...
2014年5月23日読了時間: 3分


《61》 使わなかった、かわいそうな、はがき箋
週末のある日、知人に借りていた本を返そうと思い立った、私。 お礼の言葉を添えるため、部屋の一角にある手紙グッズコーナーへ向かいます。 どれにしようかな〜♪と悩んだ末、手に取ったのは、四葉の挿絵がはいった一筆箋でした。 手紙グッズたちをしまっていると、懐かしい絵柄に目が留まり...
2014年5月14日読了時間: 5分


《60》 ずっとずっと温かくて活気のある場所
前回で書いたように、以前の私は、杓子定規でタテ割りな役所の対応に不満を持っていました。 しかし、入退院ばかりをくり返していた私が不満を抱くには、あまりにも社会を知らなすぎました。 お役所事情を学ぼうと、行政の中で働きはじめて1年。...
2014年5月10日読了時間: 5分


《59》 もっと人を見てほしい「お役所仕事」
お役所仕事――。 どうして、ああも杓子定規でタテ割りな対応しかできないのでしょうか? 私は以前、役所に対して、このような見方をしていました。 なぜ、そうなってしまうのか。 それを変えることはできないのだろうか。 この問題意識をきっかけに、行政の中で働きはじめ、1年が経ったと...
2014年5月4日読了時間: 4分


《58》 小児がんと車いすと、私の葛藤
昨年の1月末からはじまった本コラムも、1年3カ月が経ちました。 回数にして、58回。 文章を書くことが大の苦手だった私が、毎週毎週、書き続けられていることに、正直、驚きを隠せません。 これもひとえに、読んでくださっているみなさまの存在と、編集部・イラストレーターさんが支えて...
2014年4月26日読了時間: 4分


《57》 「麻薬を持って海外へ」 その意味がわかりますか?
私は普段、痛み止めとして、医療用麻薬(オピオイド鎮痛薬)を服用しています。 発病当初、14歳から使いはじめたので、かれこれ10年が経ちました。 常にある痛みとしびれのため、その薬がなければ、日常生活に支障をきたします。 いろいろ使ったけれど、“モルヒネ”であれば、ピンとくる...
2014年4月19日読了時間: 4分


《56》 考えれば考えるほど、むずかしい問題
すっかり春らしい陽気になってきました。 いつの間にか、近所の桜が満開になっていて、びっくり! いよいよ、4月。新年度ですね。 別れがあれば、出会いもある――。 一日一日を大切に積み重ねていきたいものです。 さて、もうすこし、障害者スポーツについて考えてみたいと思います。...
2014年4月2日読了時間: 4分


《55》 障害者スポーツの魅力
ロシア・ソチで開催されたオリンピックとパラリンピックも、盛会に幕を閉じました。 2つの大会が終わり、あらためて感じたのは、マスメディアにとりあげられる時間に大きな差があるということです。 普段、あまりスポーツに関心のない私の耳にも、オリンピックの情報は自然と入ってきます。...
2014年3月26日読了時間: 5分


《54》 ひとつになってほしい五輪とパラリンピック
オリンピックとパラリンピック――。 どうして、分かれているのでしょうか? そもそも、分ける必要はあるのでしょうか? オリンピックの起源は、1896年、ギリシャ・アテネ。 世界的なスポーツの大会という位置づけで、はじまりました。 パラリンピックの起源は、1948年、イギリス。...
2014年3月19日読了時間: 5分


《53》 あなたの小さな行動が、偉大な変化につながる
ここ数年の間でバリアフリーな設備は、ぐんと増えてきました。 駅や商業施設にあるエレベーター、多目的トイレ、歩道の点字ブロック、駐車場の身障者スペースなどなど。 挙げれば、切りがありません。 その広がりに合わせて、私自身、生活の幅も広がり、とても有り難いと思っています。...
2014年3月11日読了時間: 5分


《52》 難しいけど大切な立場や心情を慮ること
先日、とても嬉しいことがありました♪ 中学生のときに患った病気の後遺症である腰痛の悪化がいちじるしく、めっきり動作が鈍くなった、今日この頃。 そんな私のどんより気分を吹き飛ばし、晴れやかにしてくれた出来事です。 2月17日、月曜日。 天気は、どしゃ降りの雨模様。...
2014年3月6日読了時間: 5分


《51》 縦割りでできている困った社会
前回、バリアフリーな設備がなくても、心のバリアフリーで超えられることもある、と書きました。 たしかに超えられるものはあるけれど、やはり、バリアフリーな設備も重要です。 今回は、「点から線のバリアフリーへ」をテーマに話を進めていきます。...
2014年2月19日読了時間: 5分
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